男は度胸!

ピアノ教室をしているとたくさんのお子さんに出会います。

それぞれにいろんな個性を持っていて
もちろんピアノ以外の習い事もさまざま。

バスケット、習字、お囃子、ダンス、英語、合唱、もちろん学習塾も。
みんな忙しい時間をやりくりして練習しています(してない時もあるけど


そんな中で今日はスイミングを頑張っている高学年男子くんのこと。

スイミングはほぼ毎日。
選手を育成するようなハイレベルのクラスで活躍中。
ほぼ毎日行くということは練習時間もそれだけ取りにくいということ。
正直なところ、これは長くは続けられないんじゃないかな・・・?
と思っていました( ゴメンナサイ  )
ところがコツコツコツコツとゆっくりな歩みながら気づけばもう何年・・・?


その彼が、市内音楽祭での合唱の伴奏オーディションを受けてみたいと言ってきたのが9月半ば。
2曲あるうち1曲はとても難しい曲だったし、オーディションまでの期間も短かったので
よくよく考えて『夢の世界を』にチャレンジすることにしました。

それはもうよく練習しましたよ!
( いつもそれくらいやってたらどんどん上達しちゃうねぇ!っていうくらい
私の想像をはるかに超えるところまで弾けるようになりました。


でも…
オーディションでは残念な結果に・・・・
ただそこに至るまでに必死に努力したことで、きっと彼の中に自信の芽が生まれたはず。
これからの練習でその芽を大きく育てていってほしいな、と思っていました。



そして今日、お母さまからメール。

日曜日に学区の公民館で行われた敬老会に歌を披露に行った際
(有志のみ集合だったため)伴奏者が現れず
ピンチヒッターとして急遽ご指名を受けたんだそうです!!

彼は伴奏をとても気に入っていてオーディションが終わった後もずっと弾き続けていたそう。
そんなこんなですっかり暗譜状態。
急遽のご指名だったにもかかわらず暗譜ですべて弾ききり
校長先生やお友達にすごく褒めてもらったんですって!!
行くときはちょっとメンドクサイモードだったみたいですが帰って来たときはご機嫌だったそうです。



いくらずっと弾いていたとはいえ、急な指名でその場でささっと弾いちゃうってすごいこと。
気持ちの準備もできないまま弾くんですもの。
それがいきなり本番で、お客さんもたくさんいる・・・・・私だったら震え上がっちゃうな

いや素晴らしい度胸だ!・・・・やるな、男子

燃え尽きました


モーツァルトのソナタ2楽章を学習中の中学生生徒さん。

アダージョで
アルベルティバスにのせた旋律がとても美しい曲です。
冒頭、2小節かけて1オクターブ上がっていき、また2小節かけて元の音に戻ってきます。
その4小節という長いラインの旋律を途中で落っこちてしまわずにいかにつないでいくか。
なかなか難しい曲です。


前回片手ずつ弾いた時はこのフレーズがどうしても細切れになってしまっていました。
装飾音に気を取られたり、ところどころに入る八分休符で落ちてしまったり。

「この休符はトンネルだよね、音楽は止まっていないよね」と確認して
途切れることなく流れる旋律をずっと聴き続ける、耳で追い続けることをアドバイスしました。
そのためには集中力が必要であることも。



そして今回のレッスン。
弾く前に前回のアドバイスを確認。

「途中で落ちないでずっと耳で追い続ける集中力だよね!」
「うん…」

弾く前は自信なさそうでしたが、いざ弾きはじめたらまぁびっくり
ものすごい集中力。
自分の出している音、聴いてつないでいくべき音を集中して聴いているのがわかります。

前回は細切れで迷子になりそうだった旋律がちゃんと目指すべきところを目指して流れていく。
休符の扱いもとても上手。

いやぁ、びっくりしましたパチパチ~


弾き終えて
「上手に弾けたねぇ!ちゃんとつないでいく音を耳で追えたじゃん!」
と声をかけるとひとこと
「集中しすぎて疲れたぁ・・・・」
と言ったきり
 
  ほえ~・・・ 

と抜け殻になってしまいました




そう、集中するって疲れるんだよね。
 (先生はついでにお腹も空いちゃうけどね )

それだけ頭を使った証拠。
ピアノを弾くのって、ものすごく頭を使うことなんだよね。


疲れきって帰って行った彼女。
お家で美味しいごはん、食べたかな

人間、必死にならないと!

きのうは小倉郁子先生の『親学とデュオ』についての講座を受講してきました。
小倉先生はご自身も二人の男の子を育て上げたお母さま。
『ピアノ学習は人づくりそのものである』
を持論に全国各地で講座を開いていらっしゃいます。

 ↓講座の内容の一部がこちらで紹介されています
  全日本ピアノ指導者協会内のページ
    こちらのページで紹介されているのは15分×2回ということですが
    私が今回受けたのは2時間×2回。さらに深い内容にまで話はおよびました。

とてもすべてはご紹介できませんので
リンク先を読んでいただいた、という前提で
私がいちばん共感し、印象に残っていることをご紹介します。


 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


『人間、必死にならないと!』
小倉先生が第1回目の親学の最後におっしゃった言葉です。
  今の世の中、子どもが必死になるという場面はあるでしょうか。
  なかなかないのでは?
  小倉先生はコンクールなどの「他人に評価される場」に出ることを勧めています。
  親子で物事に真剣に取り組むことで親子の絆も深まり
  そのことが前に向かって努力を続けることができる人間力を養うことに繋がっていくからです。

    継続 → 努力 → 達成感 → 喜び → 自信 → 継続

  コンクールという場はあえてお金(参加費)を出して必死になれる場を買っています。
  発表会とは比べものにならないくらいの必死さです(笑)
  だって、評価されるんですから。
  「落ちてしまう」という、それはそれは恐ろしい結果だってあるのですから。

  でもそういう恐ろしさがあるからこそ親も子も必死になれます。
  親子で必死に真剣に取り組むその過程でどれだけ大きなものを学べるか。

  難しいコンクールですと予選落ちを繰り返すお子さんもいるでしょう。
  でも、それを繰り返すことで
  「自分はどれだけ練習しないと通用しないのか」
  「どこまで自分は必死になれるのか」
  という自分の可能性を知るバロメーターを頭と体にしみ込ませていっているのです。

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


いつのころからか言われ始めた
「そのままの君でいいんだよ」とか「自分らしさ」とかいう耳障りのいい言葉に甘えて
努力したり必死に頑張ることを忘れてしまっていないでしょうか。
日々努力することの大切さを子供に教えるのを忘れてしまっていないでしょうか。

親として、ピアノを教える立場の者として
非常に得るものが大きく、また、考えさせられる講座でした。
あまりに内容が濃すぎてまだ消化しきれていませんが
いつかは自分のものにできるようにきちんとまとめていこうと思っています。


がんばるぞ!


・・・あ。
デュオについてのこと、書けなった
ま、また今度っ

プロフィール

♪ふるるん♪

Author:♪ふるるん♪
埼玉県入間市にあるピアノ教室です。

クレッシェーレ(crescere)は「(人や植物が)成長する」という意味。
ピアノレッスンを通じて生徒さんに大きく成長していってほしいと願っています。

カテゴリ

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

リンク

ご訪問ありがとうございます

お問い合わせはこちら♪

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR

♪素敵な先生方の記事集♪