味見をして美味しい料理にしてからレッスンに来てね

月曜日のこと。
レッスンを終え、レッスン室からリビングへ出ていった私に
食事をしていた娘が言いました。

 ねぇ…この煮物、味が薄いよ~?
 え?そう?いつも通りちゃんとしたつもりなんだけど…
 ごぼうも固いし~
 おかしいなぁ…けっこう煮込んだんだけど…
 味見した?
 ・・・忘れた

・・・・と言ったところで、大笑いしてしまいました。




なぜなら、
直前のレッスンでまさにそんな話をしていたからなんです。



Aさんはかなり細かく表現が指示されている曲を弾いています。
しっかり楽譜を読み込んでおかないと
楽譜が求めていることと違うことをやってしまいそうです。

でも、その日の彼女は細かいことをあまり気にせず
たいへんおおらかに演奏しました

 ねえねえ?ここはクレシェンド書いてあるよ?
 ああ…ほんとだ

 ここペダル踏みかえてって書いてあるよ?
 あ~

ちょこちょこと細かい修正が必要です。


う~む あまり考えて練習しておらぬな・・・・


 ねえAさん?
 いつも言うけどやっぱり楽譜はよぉ~く見ないとよくないと思うのよ?

 あ、はい、見てるつもりなんですけど~

 うん、もっと見るの。
 自分がしていることをひとつひとつしっかり確認しながら。
 そしてね、それを
 自分の耳でよぉ~く聴いて、
 出来ているかなぁって確かめないと。

 つまり料理の味見といっしょ


 ?????
 
 もしお母さんが
 「ごはんよ~。それっぽく作ったけど味はどうだかわかんない~」
 って言ったらどう?


 そ、それはちょっとぉ~…

 だよねぇ。
 でも今日のあなたの演奏はその状態だと思うよ。
 味見してないの。
 「味見してないから味は保証しないけどそれっぽくはできたよ~」って。
 つまり
 「音聴いてないからどう聴こえるかわかんないけどとりあえず弾いたよ~」
 どう?食べたい、聴きたいって思う?


 いやぁ…ちょっと…ありえないですね…うん

 家での練習で
 レシピを見ながら料理するように、楽譜をよ~く見て譜読みして
 それを味見するようにしっかり自分の耳でよ~く聴いて
 何度も何度も味見して
 よし、この味!って自信を持ってレッスンに来ようよ。
 
 自分では気づかない味の修正をするのがレッスンじゃないかなぁ?
 最初から作り方を教えたり
 自信のない味を一から整えなおしたりするのはレッスンじゃないと思うな~。
 そこはあなたなら自分でできるはずだけど?

 

ふむふむ…と話を聞いていたAさん。
ぱっと顔が変わりました。

 来週はちょっと…がんばりますから!
 しっかり、ほんと、まじ、ちゃんとやってきます。


と決意表明。
おおお~!楽しみだ!!

 よしっ。楽しみにしてるからね。
 おいしい料理に仕上げて先生を唸らせてね。








・・・・・というレッスンを終えての冒頭の会話。

はい・・・・私も味見してませんでした。
勘に頼ってなんとなく作りました・・・・
反省します・・・・

ちょっと残念な仕上がりだった煮物…
煮物
しかもどう頑張っても写真がさかさま…


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ヤダちゃんでもキョロキョロちゃんでも平気だよ~ん


9月から新しい生徒さんお二人が通ってくださっています。

 私の受け入れ態勢が整うまで数か月も待っていただいてのご入会。
 習い事は、始めたい!と思った時が始め時なので
 お待ちいただくことに私も大変申し訳ない気持ちもあり…
 やっとお迎えできたという安堵感でいっぱいです。


Aちゃんはいつもニコニコ。
ちっとも物怖じしませんし、人見知りもありません
もうずっと前から私のことを知っているような雰囲気です

 こんどは、ここやってみようか?
 おっちぇ~♪ (← OKのこと。か、かわゆい…)

と2回目までのレッスンではいいノリでお返事してくれていました。

と・こ・ろ・が。
3回目のレッスンでは

 じゃぁ、これやってみよう
 やだ~(ニヤリしています)
 じゃぁ、こっち
 やだ~、やだやだ~(私の顔をうかがいながら違うことをやってみます)

なんと3回目にしてもうはっきりとヤダが言えるようになりました。
すっかり心を開いてくれている証拠です。いい感じです

こんな時はこちらのペースでレッスン強行しようとしても無駄。
頭の中で超高速でいろんなメニューを引っぱりだして
ヤダちゃんの意向に添って遊んでいるように見せつつ
実は大切なことをやっていたりします




Bちゃんははじめちょっぴり緊張気味。
新しい場所でちょっと落ち着かないのかキョロキョロしていました。
レッスン室にはいろいろなものがあるので気になりますよね。

そしてやはり3回目のレッスンですっかり慣れて
自分の興味を口に出したり、行動に出したりできるようになってきました

 つぎもやりたい!つぎはなに~!?
 これはなに?

そんなときたまたま鍵盤を3度の音程でポ~ンと弾きました。
いい響き…と思ったかどうかはわかりませんが嬉しそうな顔

 1ことばしでけんばんをひくといいひびきだね~
 だんだん上がってごらん~
 こんどはだんだん下がってごらん~


3度の音程をひとしきり弾いて満足したのか
その後は私のお話をよ~く聞いてくれました



導入期というのは教えることがたくさんあります。
もちろん、基本的にはテキストに沿いながら
私の中で組み立ててあるレッスンを展開するのですが
子どもなんてそもそも大人の思い通りに動く生き物ではありませんからね

 これやりたいの!
 あっちを見てみたいの!

その日その時で興味の対象がコロコロ変わるのは当たり前。

お付き添いの保護者さまはヒヤヒヤするかと思いますが、大丈夫です
遊んでいるように見える時間にも必ず意味があって
この先のレッスンにつながっていくことをやっていますから
どうか安心しておおらかな気持ちで見守ってあげてくださいね



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部分練習になってな~い!

先日のレッスンにて。

前週のレッスンでうまくいっていたところはより上手に
うまくいっていなかったところはそっくりそのままで
やってきた大きい生徒さんがいました。


 う~む

ちなみに、前記事の分類でいくと、彼女は叱られてもあまりこたえないタイプ(笑)
当然、私のツッコミも厳しいものになります(笑)
  

 ほっほ~、最初ずいぶんよくなったねぇ
 うん
 展開部のところはさ、うまくいかないままのところあるよねぇ
 あ…うん。てへ。
 おうちではどんな練習してみたの?

 部分練習っ! (←得意気)

 おお~!えらいじゃん!
 ( ↑ 意味:ほんとかなぁ…?よし、ちょっとチェック!)
 部分練習ってさ、どんな風にやってるのかやって見せて!
 今から3分間、ここはあなたのお家です。先生はいません。
 ではどうぞ!


展開部から弾きはじめました。
途中、間違えるであろうところでしっかり間違えます(笑)
そして、そこを…

 いちど弾きなおして

次へ・・・・・あ、あれ?

また予想通りのところで間違えます。
期待を裏切らないいい生徒さんです!?

 そこをちょいちょいっと弾きなおして

また次へ・・・・・ん?そ、それだけかい?


ということを繰り返し
転んでは立ち上がり転んでは立ち上がり…の体で再現部に突入。
演奏を止める様子もなく先へ先へ・・・・・


 はい、そこまで~~
 家ではこうやって練習してたの?


 うんうん

 い、今のはさぁ…部分練習って言わないんじゃないかい?

 ??

 今のはさぁ、弾き直ししながら流しただけだよね?

 ?????

 先生とレッスンで部分練習する時って、どうやってるっけ?

 弾けないところだけ何回も繰り返してる・・・・

 だよね!よし!じゃぁ、いま弾けなかったところに付箋貼ってみ?

 
あちこちに付箋がつきましたが、忘れているところもあります。


 流してるだけだと自分がどこが弾けないのかって見逃しちゃうと思うのよ?
 間違えるところをひとつひとつクリアしていかないとね。
 この付箋は先生からの愛のプレゼントです
 次回ここをクリアできるようにがんばってきてください


 はいっ   





部分練習ってたしかにめんどくさいですよね。
だいたい弾けるようになったら、さらっと流し弾きするほうが楽しいかも。
でも、それだとやっぱり弾けないところは弾けないまま。

同じ時間をかけても
きちんと部分練習をしていったほうが仕上がりがよくなります。



弾けていないところはどこかな?
テンポが落ちちゃうところはどこかな?

弾く時にしっかり聴きながら、考えながら練習できるようになると
もっともっと上手になれますね

がんばりましょう!



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プロフィール

♪ふるるん♪

Author:♪ふるるん♪
埼玉県入間市にあるピアノ教室です。

クレッシェーレ(crescere)は「(人や植物が)成長する」という意味。
ピアノレッスンを通じて生徒さんに大きく成長していってほしいと願っています。

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