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練習だけでは育たない力


素晴らしい晴れのクリスマスイブ!
我が家から美しい富士山が見えています。
今日、明日はコンクールのステージサポートのお仕事に行ってきます。みなさん、力を発揮できますように!



さて、きのうは娘の剣道大会に車出し係で遠く、茨城の竜ケ崎まで行ってきました。

稽古、筋トレ…そして合宿など…
毎日ヘトヘトになって、先生に怒られながらも必死にくらいついて頑張っている部員の様子を見聞きしてきました。
さらに(私は剣道のことが全く分からないのですが)この1年でみなとても上達した…ということもいろんな方から聞いていました。

1回戦は勝ちましたが、2回戦で当たったのが強豪校で、残念ながらそこまでとなりました。
持てる力を最大限生発揮できたかというと…悔しい気持ちが残る試合だったようです。

終わった後に選手のお母さま方のお話を伺っていましたら…
 本来の力を発揮しきれていなかったこと 
 やはり緊張してしまっていること
 会場の雰囲気にのまれないように、場数をふまないといけないこと
 そのためにも遠征や練成会への参加などを増やさないといけないこと
こういうことがわかりました。




ピアノを教えていると、こういうお話を伺いながらついついピアノのレッスンのことに置き換えて考えてしまいます。
そして、これはピアノの練習と本番の関係とまったく同じだな…と思いました。

ピアノも、いくら練習で上手に弾けていても、
本番で緊張してしまってミスをしたり、
思うように表現しきれなかったりすることがよくあります。
これを克服するにはどうするか…
これはもう、場数を踏んで慣れていくしかありません。
人前で弾く機会をとにかくたくさん作って、
緊張する自分をコントロールできる力=本番力 を養うのです。

これは家でどんなにたくさん練習しても育たない力です。
人前で弾いて、たくさん失敗しながら得られる力だと思います。
ですから、ピアノを習っている方は
発表会はもちろん、ピティナのステップやコンクールなど
たくさんのステージを経験してほしいと思います。

私の教室では、近隣の先生方とのグループ、詩音の会で
1年に3回ほど本番前のリハーサル会をしています。
ここに参加されている生徒さんたち、
着実に本番力が育ってきています。

これからも、たくさんの生徒さんに
さまざまなステージにチャレンジしてほしいと願っています!


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レッスンノートの書き込みあれこれ


オリジナルのレッスンノートを使うようになってだいぶ経ちます。

毎日の練習を記録することで、生徒は自分がどのように練習できているのかを振り返ることができます。
練習の習慣付けにもとても役立っていて、練習をしないで困る…ということはあまりありません。
私も、家での練習の状況が把握できることが、指導方針を決める上でとても参考になっています。



レッスンノートの中には、
『おうちの練習でがんばったこと』
『レッスンでがんばるところ・おしえてほしいこと』
を書く欄があります。

ここに何をどう書くか、生徒によってさまざまで
生徒が来るたびにレッスンノートを広げるのがとても楽しみです。

20161221ここは
あ~!なんだかとっても嬉しそう!!できた!の気持ちが溢れるイラスト!
そうよね、最後まで曲が通ったんだもの!
完ぺき…じゃないけどって小さくなっちゃうのもかわいい!


20161221日奈子
わあ!ぎっしり!!
小さくてちょっと読みにくいですけれど、
メヌエットの両手がなかなかうまくいかないのはなぜ?と考え
片手ずつの練習がまだ足りていなかったからだ…という結論に達し、
そういうわけだから今日はあまりうまくいかないかも…と書いてあります。
自分でうまくいかない原因を探す…素晴らしいですね!!


20161221かりん2
『おまつり』のゆっくりキャンペーンをはじめ、いろいろがんばりましたね!
ゆっくりキャンペーンとは、すっかり弾けるようになって少し崩れ始めたころに、1週間ずっと、ゆっくりていねいな練習だけをしてくるといううちの教室恒例の行事??(笑)です。

そして同じ生徒さんの下の方の欄。『お家の方から』の欄にも自分で書いていました。
今年最後のレッスンということで、【自分でのふりかえり】だそうです。
20161221かりん1
こういうことが難しくて、こんな状態で…と一生懸命書いてくれてあります。
自分でこういうふりかえりをしよう!と気づくところ、ステキですね!




みんな、練習のことをよく考え、
コツコツコツコツと真面目に練習しています。
レッスンのはじめにこのノートを見せてもらうことで
 お家でどのように考え
 どんな姿勢で練習に取り組んで
 どんなところが難しくて
 今どのような状態なのか
こういったことが読み取れます。
それがわかった上でのレッスンアプローチなので
生徒それぞれに合ったレッスンができていると思います


今週は今年最後のレッスン。
年末年始のお休みが少し長くなります。
みんな、その間も練習頑張ってくれるかな。
年明けのレッスンノートを見るのがとても楽しみです(^^♪


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子供が「ピアノをやめたい」と言い出したら

「ピアノは長く続けてくださいね」

私は入会の時にこのようにお願いしています。
ピアノはちょっと練習したからすぐに上手になるというものではありません。
コツコツと練習を続けて、長い時間をかけて少しずつ上手になっていきます。
幼児さんでスタートして、最初は童謡や学習に最適な小品などを弾きながら
いずれモーツァルトやベートーヴェン、ショパンなどの名曲を弾くための
技術と心を作り上げていくのです。
お子さんにとっても、それを支えるご家族にとっても
とても忍耐が必要な習い事と言えるかもしれません。
それゆえ、続けることで得られる喜びも大きく、深く、
大きな自信を得られるのだと思っています。



ある生徒のお母さまが
 「最近、この先ピアノをどうするかについてちょっと考えたい、
  というようなことを子供が言っていて、家族でいろいろ考えています。
  先生にもご相談しようと思って…」
とお話してくださいました。
とてもよく頑張っている生徒ですからちょっと驚きましたがすぐにピンとくるものがありました。

まず、本番が近いこと。
そういう時は大人でもナーバスになりますね。
それから、発表会の譜読みの途中であること。
発表会の曲は、通常のレッスン曲よりも少し難しいレベルの曲です。
頑張っていますが「むずかしい…むずかしい…」と言う言葉もよく出てきます。
リズムをきちんと言いながら読み進めていけば出来るのですが少し根気が必要です。
もともと譜読みが得意!というタイプではなかったので、この状態に少し疲れているのかもしれませんね。

レッスン中でしたのでゆっくり本人に話を聴くほどの時間はなく
本当のところはまだわかりません。
でも経験上、こういうタイミングで辞めたいと言い出す子供は多いです。




子供はまだ
今、自分に見えている 
ことがすべてです。
少しだけ頑張れば乗り越えられる山も、
目の前にそびえ立つ高い山に見えているかもしれません。
ゲリラ豪雨の真っただ中にいるような気分になっているかもしれません。

実際はあと1分歩けば頂上かもしれないし
あと10分待てば青空が見えるかもしれない。
でも子供にはそれは見えないのです。

ですから、保護者の方にはぜひ広い視野、高い視点で見ていていただきたいと思います。
なぜ今、辞めたいと言い出したのか、子供をよく観察してみてください。
信じられないかもしれませんが、子供は自分の意思を通したい時、上手に演技をします。
そこをきちんと見抜いて、振り回されずにしっかりとお子さんを見ていてあげてください。


 ほら、あとちょっとだよ、苦しいのは今だけだよ
 大雨は今だけだよ、大丈夫だよ
 応援してるよ、困ったら先生に相談しようね

こんな風に声をかけて応援してあげるうちに
大きな山はいつの間にかなくなり
雨もすっかり上がるかもしれませんね。





でも…それでも本当につらそうだ…
長い期間、辞めたいと言い続けている…
そんな時はどうぞ遠慮なく相談してください。
 音楽を楽しむ!
その目的を見失わないようにさえすれば
そこに至る道はいろいろあります。
いつもいつも走り続けるのではなく
寄り道をしながら、ゆっくりと、進むこともできるのです。

保護者の方と生徒と私、一緒に考えていきましょうね!




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プロフィール

♪ふるるん♪

Author:♪ふるるん♪
埼玉県入間市にあるピアノ教室です。

クレッシェーレ(crescere)は「(人や植物が)成長する」という意味。
ピアノレッスンを通じて生徒さんに大きく成長していってほしいと願っています。

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