音の動きに心と耳を寄り添わせて…


私は小さい頃から”指を動かす”ことが好きでした。
それはオトナになってから気づいたことです。
子どもの頃は、
表現力がない、もっと歌って!
とよく言われていましたけど
歌って!って言われても、いったいどうすればいいのさ?
って思っていました



今、教室に昔の私にそっくりな生徒さんがいます。
フォルテ、ピアノ、クレシェンド、リット・・・・
わかってはいるんだけれど、
本人としてはやっているつもりなんだけれど、
それが演奏として出てきません。


彼女は昨年思い切ってコンクールにチャレンジし
他の子どもたちの演奏を見聞きしたことで
自分の表現力の未熟さに自分で気づきました。
人の演奏を聴くことが大好きな彼女だからこそ自分で気づいたのです。

それからの彼女は、もっと表現しようという意欲にあふれていました。
明らかにそれまでとは違う。
レッスンに向かう姿勢も違います。
練習してくる内容もとても濃くなりました。
 まだちょっと甘いけどね(^_^;)


先日のレッスンで
速めの3拍子の曲を3拍子らしいいいノリで上手に弾きました。
強弱も、それなりについていました。

・・・でも、足りないな・・・どうしてだろう。
それはたぶん

耳と心が音の動きに寄り添っていないから


彼女は頭で一生懸命考えています。
だから3拍子はきちんと表現できました。
だけど、右手の流れるようなラインは残念ながら流れませんでした。


 3拍子らしさがしっかり出せるようになったね
 この調子!
 ちょっと右手を弾いてみようか?


まるで誰かが弾いているのを見ているかのようにさらっと弾いてしまいます。

 
 最初のシドレミって…そう、上がってるよね?
 こういうちょっと嬉しそうな雰囲気のときに

 ふ~ん、そうなんだ、じゃ、ちょっとクレシェンドしとくね
 って簡単に言われたらきっと寂しいよね。

 いっしょに嬉しさを感じるみたいに
 この音が上がっていく喜びに心を寄り添わせてみようよ。
 そしてその音をよく聴いてみたらどうかな? 

 嬉しいよね~、そうだよね~、うんうん、わかるよ!って。
 

うん、うん、と一生懸命聞いていた彼女。
シドレミだけ弾いてみました。
 
おおおっ

明らかにさっきと違う。

 次は一気に下りてくるね。
 音の動きに心を寄り添わせて…聴いて…



すごい!


できるね、できるじゃん!
ちょっと感動しちゃいました♪
さっきまで流れなかったメロディが
ウソのようにキラキラすらすらと流れていきます。


これまでの彼女の弾き方に比べて
ものすごく集中力を使いますから
すぐに全部できるようになるわけではないと思いますが
ふだんからいつも、
頭だけじゃなく心も耳もよ~く使って練習したら
きっともっと上手になっていくと思います。


作曲家が書いてくれた素敵な音楽。
音の動きを味わいながら、寄り添いながら演奏したら
きっと素敵な演奏になりますよね。

私ももっと小さい頃に
このことに気づいていたかったなぁ!!!
その反省を込めて
生徒さんたちにはしっかり伝えていこうと思っています





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埼玉県入間市にあるピアノ教室です。

クレッシェーレ(crescere)は「(人や植物が)成長する」という意味。
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