耳を働かせよう

今日は某ピアノコンクールを見学してきました。

それほど大きいコンクールではなく、自由曲の演奏で参加できます。
気軽に参加できる雰囲気なのでコンクールチャレンジ!と意気込むお子さんばかりではなく
発表会の気分で参加したお子さんもいらしたかな、そんな印象です。


4~6年生の高学年の部と中学生の部を見学しました。

大曲にチャレンジする子あり、身の丈に合う曲を丁寧に演奏する子ありと様々でしたが
どのお子さんも一生懸命練習してきた様子が伺えます。
歳のせいでしょうか、
子どもが一生懸命取り組んでいることを見るだけでじーんときちゃいますね 



それに、自分の生徒が出ていないコンクールというのは冷静に聴けるものですね。
 聴いていて感じたこと = 私も気をつけて指導していくところ
を思いつくままに書いてみたいと思います。


●選曲
やはり背伸びしすぎるよりはレベルに合う曲をきちんと理解して弾く方がいいように思いました。
もう少しレベルを落としたら上手に弾けそうなのに…という子がたくさんいてちょっと残念。
その子たちの本来の演奏を聴いてみたいです。


●基本はやはり押さえておきたい
フレーズの入り方、おさめ方、アウフタクトの弾き方、拍子感、左右のバランスなどなど・・・・
スタッカートはやはり難しいですね。
腕の脱力と指先の支えが両立しないといい音のスタッカートは弾けないですよね。


●旋律と伴奏の関係
右手の旋律はよく歌えているのに、左手がもの足りないという演奏が多かったです。
もっと左手のサポートがないと旋律が生きてこない。
これはうちの教室でもよく言います。
「ほらほら、左手がしらんぷりしてるよ~。『オレ関係ねーし』っていう音になってるよ~」って(笑)
お互いもっと協力しなくちゃね♪


●おじぎ演奏
気持ちが入る音、あるいは強拍、アクセントの音などで頭がおじぎをするように揺れてしまう子。
これはかなりの演奏者がそのような状態だったように思います。
悪い…わけではないけれど、おじぎに合わせて音楽が切れてしまう演奏も多々ありました。
もう少し姿勢良く、上手に体を使ったら豊かな響きが出そうです。


●耳を働かせて!
指を動かすことに集中しすぎて、自分の出した音がどういう音なのか聴けていないであろう演奏も…
音色もそうだけれど、ペダルの濁りが気になる演奏がたくさんありました。
料理だって作ったら味見して食卓に出すのと同じように
自分の出した音には責任を持たないとね。
「楽譜に書いてある通りやったよ。でもどんな音が出たかは知~らない」
ではちょっと無責任(笑)



自分の指導を振り返る意味もこめて、いろいろ書きました。




ピアノというとついつい
「指が速く動いて、音が多い難しい曲が弾けて…」
というのが上手だと考えがちですが、そうじゃない。

時代を理解すること
作曲家を理解すること
構成がわかっていること
その時々で求められる音色がわかっていること・・・・

・・・それらを表現するためのテクニックがあること。

・・・・・そして、自分が弾いたことを聴く耳が育っていること。

うーん 


言うのは簡単だけど、個性いろいろの生徒さんたちに実際これを指導するって大変!!

でも、あきらめないのだ。
少しでもいい演奏をしてもらいたいからがんばるぞっと♪


コンクール見学はやはり自分の指導を振り返るいい機会になります。
またどこか見つけたら日にちの合う限り聴きに行ってみようと思います。

関連記事

難しいですね

>時代を理解すること
>作曲家を理解すること
>構成がわかっていること
>その時々で求められる音色がわかっていること・・・・

これ、難しいですよね
私、これらが嫌いでピアノが嫌いになったと言っても過言ではない!
気持ちよく弾きたいのに、先生からは時代背景を考えるように言われる、作曲家の勉強をしろと言われるetc・・
こんなのつまんなーいと思った大学時代。
多分、子供の頃にそういう指導を受けていなかったから、急にそんなこと言われてもって思ったんだと思います。
だから、先輩みたいに小さなうちから、ピアノの本質(っていうのかな?)を教えてくれる先生って素敵だなと思います。
頑張ってくださいね。

私も先輩のところへ基礎から習いにいこうかしら(笑)

ちいさん

そう、難しいですよね!私も同じでした。
小さい時にはこういうことは教わった記憶がありません。
とにかく指を動かして間違いなく弾いたら合格。
作曲家や時代によって違う、なんてことは知りませんでした。
ピアノからいろいろな音色が出るなんて思ったこともなかったです。

大人になっていろんなことを勉強して理解して弾くようになったら、今度は聴く耳が育っていないというところでいちばん苦労して(笑)


だから生徒さんたちにはそういう思いをさせたくなくて、小さいころからいろんなことを教えてあげたいと思っています。
でもまだまだ、なんですけどね(^_^;)

応援嬉しいです。ありがとうございます!
遠くてもよかったら習いに来てっ!

Secre

プロフィール

♪ふるるん♪

Author:♪ふるるん♪
埼玉県入間市にあるピアノ教室です。

クレッシェーレ(crescere)は「(人や植物が)成長する」という意味。
ピアノレッスンを通じて生徒さんに大きく成長していってほしいと願っています。

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