キックボードを遠くに進めるように弾いてみよう


ピアノを教える教師にとって
どのように言えばより伝わるか
ということはとても大切なことです。
いくら自分自身がすばらしいテクニックと感性の持ち主でも
それを相手に伝わるように言葉にできなければ
レッスンはうまく機能しません。

教える相手が子供の場合には
よりその【言葉のテクニック】を求められるだろうと思います。

・・・・・・なんて言うとちょっと大げさですが
要するに、子供にわかりやすい例えで伝えられるかどうか、
そこにかかっていると思います。



ラーニングトゥプレイから、『こもりうた』を練習している生徒。

こもりうた楽譜


曲の冒頭、P(ピアノ=弱く)で始まっていることを意識して
とてもきれいな音を出しました。
でも、ちょっと惜しかったのは
右手も左手も同じ音量、同じ音色。
・・・・・・うむ。

 くん、最初きれいな音が出たね。
 でも左右がまったく同じに聞こえたよ

 え?あ、そうか右がメロディーだから強くだ

すぐにまったく同じではいけないことに気付いて弾きなおします。
音が出たときのバランスは少し良くなりました。

でもそれだけでは物足りない。
曲の出だしって本当に大切です。

 いまの音はきれいだったね。
 もう少し考えてみてほしいんだけど、
 最初の音ってそれぞれ何拍分の音符?

 右は3拍、左は1拍
 …だね。右は3拍分音が進んで
 次のミの音につなげていかないといけないね?
 ちょっと考えてみて?
 キックボードでちょっと進みたい時と遠くまで進みたい時、
 足の蹴り方は同じ?

 いや、遠くまで行きたい時はこうやってグッと蹴るけど
 ちょっとの時はサッと
(実演してくれました(^^♪)
 だよね。3拍分進むには1拍の時と違うエネルギーが必要だよね。
 そんな時ただ音を強く弾こうとするだけでいいのかなぁ?

 あ、なんか、ぐ~んっていう感じで弾いた方がいいかなぁ?
 うん、先生はそう思うけど、どう?
 やってみる!

音色の深浅を言葉ではうまく表現できませんが
最初に弾いたときとは全く違う
温かくよく響く音で弾けました。


彼の場合はこの例えで伝わりましたが
これが誰にでも伝わるわけではありません。
 ボールを遠くに投げる時と近くに投げる時、とか
 遠くにいる人を呼ぶときと近くにいる人を呼ぶ時、とか
 砂場の砂をたくさんすくう時とちょっとすくう時、とか
子供の生活の中にある状況から
その子が実感として分かるものを探し出して伝え、

 わかった!!

と目が輝いたとき、

 よっしゃ~!

と心の中でガッツポーズするワタクシなのです




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埼玉県入間市にあるピアノ教室です。

クレッシェーレ(crescere)は「(人や植物が)成長する」という意味。
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